ピアノとエアコンの関係
目次
ピアノは暑さ寒さに弱い
ピアノって暑さや寒さに弱いんです。
もともとピアノは木とフェルトで出来ていて、弦は金属製です。
日本は今の時期のように暑い夏場は湿度が高く、弦が錆びやすくなったり、フェルトなどが湿気で音がこもってしまったり…。逆に冬は乾燥しますから弦をたたいて音を出す部分、ハンマーの動きが悪くなったり、木部にヒビが入ったりと寒さにも弱いんです。
ピアノにとって良い環境とは?
じゃあ、ピアノにとって最適な温度や湿度は?と思ってしまいますね。
ピアノにとって最適な温度は15~25℃、湿度は50%前後と言われています。
夏場はエアコンを入れることによって気温も湿度も下がるので、空調を効かせていれば大丈夫なことも多いのですが、それでも湿度が高い場合には除湿器の出番です。
冬場の暖房は乾燥しやすいので、適宜加湿器のご使用がおススメです。温度湿度どもにピアノにとって快適な環境を整えてあげると、長持ちしやすいんだそうです。
エアコンや暖房器具の位置も大事
空調機器などを使用して温度湿度に気を配っていても、悪影響が出てしまう事もあるんです。
それはエアコンや暖房器具の風が直接当たるような場合。
エアコンの風が直接当たるような状況では、過度に乾燥しすぎてしまって、ピアノにダメージを及ぼしてしまう事があります。
また、送風口から水滴が飛ぶこともあるので、それも良くないんです。
温度湿度だけでなく、そういった点も注意が必要になってくるというお話でした。